Google ディスプレイ広告 バナー サイズの種類は非常に多く、初めて配信を担当する方は「どのサイズを用意すればいいのか」と迷うケースが多いです。Googleの公式解説ページによると、Googleのディスプレイネットワーク(GDN)は200万以上のメディアに広告を配信できます。その反面、対応サイズが多岐にわたるため、全サイズを手作業で用意しようとすると制作コストが膨大になります。本記事では、必須サイズの一覧・クリエイティブ仕様・AIツールを活用した複数サイズ対応の効率化方法を解説します。数値は2026年10月時点のGoogle 広告ヘルプの記載に合わせています。
Googleディスプレイ広告のバナー形式は2種類
Googleディスプレイ広告には大きく分けて「レスポンシブディスプレイ広告」と「固定サイズのアップロード広告」の2種類があります。それぞれ入稿方法・サイズ要件が異なるため、まずは違いを把握しましょう。
- レスポンシブディスプレイ広告:画像・ロゴ・見出し・説明文を入稿すると、GoogleのAIが自動でレイアウトを最適化して配信します。多くの掲載面をカバーできるため、初心者や少ない工数で始めたい場合に適しています。
- アップロード広告(固定サイズバナー):デザインを仕上げた画像ファイルをサイズごとにアップロードします。ブランドイメージや表現を細かくコントロールできますが、各サイズを個別に制作する工数が必要です。
レスポンシブディスプレイ広告の画像要件
レスポンシブディスプレイ広告に使用する画像とロゴのサイズは、Google 広告ヘルプの「レスポンシブ ディスプレイ広告を作成する」と「レスポンシブ ディスプレイ広告のベスト プラクティス ガイド」に次のとおり定められています。ファイルサイズの上限は画像・ロゴとも5,120KBです。
| 用途 | 推奨サイズ(px) | 最小サイズ(px) | アスペクト比 |
|---|---|---|---|
| 横長(ランドスケープ) | 1200 × 628 | 600 × 314 | 1.91:1 |
| 正方形 | 1200 × 1200 | 300 × 300 | 1:1 |
| 縦長(ポートレート) | 900 × 1600 | 600 × 1067 | 9:16 |
| ロゴ(正方形) | 1200 × 1200 | 128 × 128 | 1:1 |
| ロゴ(横長) | 1200 × 300 | 512 × 128 | 4:1 |
3アスペクト比すべてを入稿しよう
レスポンシブディスプレイ広告には、横長・正方形・縦長の3種類を合わせて最大15枚まで画像を登録できます。Googleのベストプラクティス ガイドでは、アスペクト比ごとに5〜10枚を用意することを推奨しています。まず1200×628px(横長)と1200×1200px(正方形)をそろえ、余裕があれば縦長(900×1600px)を追加しましょう。
固定サイズのアップロード広告(主要バナーサイズ一覧)
掲載面を細かくコントロールしたい場合や、特定のデザインを指定して入稿したい場合は固定サイズのバナーをアップロードします。対応サイズはGoogle 広告ヘルプの「アップロード型ディスプレイ広告の仕様」に一覧があります。下の表は主要なサイズを抜き出したものです。「AdSenseの位置づけ」欄は、Google AdSense ヘルプの「広告サイズに関するガイド」で「高い成果が見込める広告サイズ」に挙がっているかどうかを示しています。
| サイズ(px) | 名称 | AdSenseの位置づけ | 主な掲載場所 |
|---|---|---|---|
| 300 × 250 | ミディアムレクタングル | 高い成果が見込める(広告主の需要が多い) | PC・スマートフォン両方 |
| 728 × 90 | リーダーボード | 高い成果が見込める | PCページ上部・下部 |
| 160 × 600 | ワイドスカイスクレイパー | — | PCページサイドバー |
| 320 × 50 | モバイルバナー | — | スマートフォン上部・下部 |
| 300 × 600 | ハーフページ | 高い成果が見込める(インプレッションが増加中) | PCページサイドバー |
| 336 × 280 | ラージレクタングル | 高い成果が見込める | 記事内・コンテンツ内 |
| 970 × 90 | ラージリーダーボード | — | PCページ上部(大型) |
| 320 × 100 | ラージモバイルバナー | 高い成果が見込める | スマートフォン上部 |
| 300 × 50 | スモールモバイルバナー | — | スマートフォン向け |
まず用意すべき優先サイズ
予算や工数が限られている場合は、まず300×250px・336×280px・728×90px・300×600px・320×100pxの5サイズから用意するとよいでしょう。Google AdSense ヘルプの「広告サイズに関するガイド」で「高い成果が見込める広告サイズ」として挙げられているサイズです。300×250px・336×280px・728×90pxは広告主からの需要が比較的多く、300×600pxはインプレッション数が増えているサイズと説明されています。いずれもアップロード型ディスプレイ広告の対応サイズに含まれます。
バナー作成時のクリエイティブ仕様と注意点
Googleディスプレイ広告に入稿する画像は、形式ごとに次の仕様を満たす必要があります。レスポンシブ広告とアップロード広告ではファイルサイズの上限が大きく違うので注意してください。
基本的なファイル仕様
- レスポンシブディスプレイ広告:JPG・PNG、1ファイル5,120KBまで(画像・ロゴ共通)
- アップロード広告(イメージ広告):GIF・JPG・PNG、1ファイル150KBまで。アニメーションGIFは長さ30秒以内、5fps未満という条件付きで使えます
- カラーモード:Web表示用なのでRGBで書き出します。印刷用のCMYKのまま書き出すと色がずれることがあります
クリエイティブ表現上の注意点
- 画像上のテキスト:レスポンシブディスプレイ広告について、Googleのベストプラクティス ガイドは画像の上にテキストを重ねないよう求めています(写真に写り込んだ看板などは問題ありません)。コピーは広告見出し・説明文の欄に入れ、画像はビジュアル中心で構成しましょう。
- 端からの余白:レスポンシブ広告の画像は、掲載面のレイアウトに合わせて表示サイズが変わります。ロゴや人物の顔などの重要な要素は画像の中央寄りに置き、端に寄せないようにしてください(余白の幅に公式の数値はないため、弊社では辺の長さの5〜8%程度を目安にしています)。
- 白背景・枠線:アップロード広告で背景が白一色だと、白いページに掲載されたときに広告の境目がわかりにくくなります。その場合は薄い枠線をつけると見分けやすくなります。
- ロゴ画像:レスポンシブ広告では、1:1または4:1のロゴを画像とは別に登録します。ベストプラクティス ガイドは、ロゴを画像に重ねないよう求めています。
入稿前のチェックリスト
入稿前に次の4点を確認してください:①ファイルサイズが上限以内か(レスポンシブは5,120KB、アップロード広告は150KB)、②画像の上にコピーやロゴを重ねていないか(レスポンシブ)、③横長・正方形・縦長の3種類がそろっているか、④重要な要素が画像の端に寄っていないか。
複数サイズ対応をAIで効率化する方法
Googleディスプレイ広告を効果的に運用するには、複数サイズのバナーを継続的に制作する必要があります。しかし、デザイナーへの依頼やDTPツールを使った手作業では、サイズ数と修正回数によっては1キャンペーン分のバナーをそろえるのに数日以上かかります。
広告バナーを自動生成できるAIツール5選でも詳しく解説していますが、広告クリエイティブに特化したAIツールを使えば、1つのクリエイティブコンセプトから複数サイズへの展開を大幅に効率化できます。
アドクリ.aiによる複数サイズ展開
アドクリ.aiは、Gemini AIを搭載した広告クリエイティブ特化SaaSです。Meta・X・TikTok・LINE・Googleの5プラットフォームに対応し、AI画像生成・背景置き換え・リサイズ・チーム共有(メンバー数無制限)の機能を提供しています。料金は画像1枚=1クレジットのクレジット制で、パックは次のとおりです。静止画(JPG・PNG)の生成に特化しており、Googleのレスポンシブディスプレイ広告やアップロード広告の仕様に適合したファイルを出力できます。
| パック | 価格(税込) | 画像枚数 | 1クレジットあたり | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|---|
| ライト | ¥7,500 | 50枚分 | ¥150 | まず試したい個人・小規模チームに |
| スタンダード | ¥25,000 | 200枚分 | ¥125 | 継続的に制作するチームに |
| ビジネス | ¥50,000 | 500枚分 | ¥100 | 大量制作・複数ブランド運用に |
弊社の目安では、手作業のサイズ展開は1サイズあたり30分〜1時間かかります。AIツールで下地を作れば、この時間を短縮できます。制作コストの観点については広告バナー制作のコストを90%削減する方法も合わせてご覧ください。
複数サイズ展開のワークフロー例
- まず1200×628pxのランドスケープ画像を参照画像として用意する
- アドクリ.aiでブランドトーンを維持しながら複数バリエーションを生成する
- アップロード広告用に各固定サイズ(300×250、336×280、728×90、300×600、320×100pxなど)へ展開し、1ファイル150KB以内に圧縮する
- レスポンシブディスプレイ広告用に横長・正方形・縦長の3アスペクト比をそろえる
- Google広告管理画面にアップロードして審査へ提出する
SNS広告のバナーサイズについてはSNS広告バナーのサイズ一覧でまとめています。GoogleディスプレイとSNS広告を並行して運用している場合は、あわせて確認してください。広告クリエイティブのAI活用について詳しく知りたい方はAIで広告クリエイティブを生成する方法もご参照ください。
よくある質問
Q. レスポンシブと固定サイズ、どちらを優先すべきですか?
新規運用ではレスポンシブディスプレイ広告を軸にし、パフォーマンスの良い配信面向けに固定サイズを追加するのが一般的です。全サイズ一覧は広告サイズ一覧ツールで確認できます。
Q. 複数サイズをAIで一括展開できますか?
はい。1枚のマスター画像から各サイズへリサイズ・再生成する運用が可能です。生成の基本はAI広告クリエイティブ自動生成ガイドを参照してください。
まとめ
Googleディスプレイ広告のバナーサイズは、レスポンシブ形式と固定サイズのアップロード形式で異なる要件があります。レスポンシブ用には1200×628px(最小600×314px)・1200×1200px(最小300×300px)・900×1600px(最小600×1067px)を、固定サイズではGoogle AdSenseのガイドで高い成果が見込めるとされる300×250px・336×280px・728×90px・300×600px・320×100pxから用意するとよいでしょう。
ファイルサイズの上限はレスポンシブ広告が5,120KB、アップロード広告が150KBです。レスポンシブ広告では画像にコピーやロゴを重ねず、重要な要素を中央寄りに置きます。
複数サイズを手作業で制作するのはコストと時間がかかりますが、アドクリ.aiのようなAIツールを活用することで、ブランド品質を維持しながら効率的にサイズ展開が可能です。
参考資料
- Google 広告ヘルプ「レスポンシブ ディスプレイ広告を作成する」(画像・ロゴのサイズとファイルサイズ上限)
- Google 広告ヘルプ「レスポンシブ ディスプレイ広告のベスト プラクティス ガイド」(縦長画像の仕様、登録枚数、画像上のテキスト)
- Google 広告ヘルプ「アップロード型ディスプレイ広告の仕様」(固定サイズ一覧、150KB上限、アニメーションGIFの条件)
- Google AdSense ヘルプ「広告サイズに関するガイド」(高い成果が見込める広告サイズ)
- Google「Google ディスプレイ広告」(ディスプレイ ネットワークの規模)
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