TikTokの2025年11月27日の発表によると、日本の月間アクティブユーザー数は4,200万を超えました(TikTokとTikTok Liteの重複を除いた合計、同社調べ)。広告フォーマットとしては動画広告が有名ですが、静止画もカルーセル広告として配信できます。本記事では動画広告には触れず、TikTok広告の静止画バナーに特化した作り方とデザインのコツを解説します。
動画クリエイティブを用意するのが難しいケースや、静止画でテスト運用したい場合でも、TikTokの静止画バナーはしっかりと活用できます。縦型フォーマットを意識した設計と、AIを使った効率的な量産手順を具体的に紹介していきます。
本記事の対象フォーマットについて
本記事はTikTok広告の静止画バナーに特化した内容です。動画広告・TopView・Branded Effectsなど動画フォーマットの解説は含みません。静止画バナーのサイズ・デザイン・量産方法を知りたい方向けの記事です。
TikTok静止画広告のフォーマット・サイズ一覧
TikTokのフィードに静止画を出すときは、カルーセル広告を使います。TikTok for Businessの「カルーセル広告の仕様」(2026年9月更新)では、画像の形式はJPG・PNG、推奨ファイルサイズは1枚100KB以下で、1本の広告に最低2枚の画像と音楽(ループ再生)が必要です。解像度は縦型720×1280px・正方形640×640px・横型1200×628pxの3種類が示されています。下の表の「制作サイズ」は、弊社が同じ比率で高解像度に作るときに使っているサイズです。
| フォーマット | 公式の解像度(px) | 制作サイズ(px) | アスペクト比 |
|---|---|---|---|
| 縦型 | 720 × 1280 | 1080 × 1920 | 9:16 |
| 正方形 | 640 × 640 | 1080 × 1080 | 1:1 |
| 横型 | 1200 × 628 | 1200 × 628 | 1.91:1 |
TikTokのフィードはスマートフォンの縦画面全体を使うため、縦型(9:16)を優先すると画面を広く使えます。正方形は他のSNSと素材を共有しやすい反面、TikTokでは上下が空いて画面に占める面積が小さくなります。専用素材を用意できるなら縦型を作りましょう。TikTokのヘルプ「トラベル広告クリエイティブのベストプラクティス」は、カルーセル全般の推奨として画像のアスペクト比をそろえることを挙げています。1本のカルーセル内で縦型と正方形を混ぜないでください。高解像度で作った画像は、推奨の100KB以下に収まるよう書き出し時に圧縮します。
各SNSの推奨サイズを横断的に確認したい場合は、SNS広告バナーのサイズ一覧もあわせてご参照ください。
TikTok用バナーデザインのコツ
縦型(9:16)を意識したレイアウト設計
縦型フォーマットは横型や正方形と比べてレイアウトの設計が異なります。以下のポイントを意識することで、TikTokフィードに映えるバナーを作れます。
- メインビジュアルを画面中央〜上部に配置:縦長の画面では視線が上から下へ流れるため、インパクトのある画像を上部に置くことでスクロールを止める効果が高まります
- 情報の優先順位を縦方向に整理:「キャッチコピー → 商品・サービス → CTA」の順に上から下へ配置し、自然な視線の流れに沿った構成にします
- 余白を大胆に使う:縦長の面積を活かして各要素に余白を取り、視認性を高めます。要素を詰め込みすぎないことがポイントです
若年層向けのビジュアル表現
TikTok for Businessの画像広告の解説記事(英語、2024年9月)は、既存の写真を使うなら「authentic and genuine(本物らしく自然)」なものを選び、音楽などでTikTokらしい見た目に寄せることを勧めています。これを踏まえると、次のアプローチが考えられます。
- UGC(ユーザー生成コンテンツ)風のリアルな雰囲気:スタジオ撮影風より、一般の投稿に近い日常の一場面のようなビジュアルにします
- 鮮やかで高コントラストな配色:スクロール中のフィードで視線を止めるために、ビビッドで目を引く色使いを採用します
- 人物を主役にしたビジュアル:商品単体の画像に加えて、人が実際に使っているシーンも用意し、どちらの反応がよいかを比べます
- シンプルで大きなフォント:上記のベストプラクティスでは、画像1枚あたりのテキストを通常20文字以内にするよう勧めています。キャッチコピーは大きく、1〜2行に絞って配置します
テキストは上下の安全エリア(セーフゾーン)内に配置
TikTokのフィードでは、画面の上部と下部にアカウント名・キャプション・ボタンなどのUIが重なります。テキストやロゴをこのエリアに置くと隠れてしまうため、セーフゾーン(安全エリア)を意識した設計が必要です。前述のベストプラクティスも、カルーセル画像の左下にある広告テキストの領域の周りには文字を置かないよう勧めています。
TikTokのセーフゾーンの目安
TikTokの「TikTokオークション In-Feed広告」のヘルプによると、セーフゾーンの大きさは画面の縦横比やキャプションの長さなどで変わり、同ページでセーフゾーンのテンプレートを配布しています。固定のピクセル数は公表されていないため、弊社では1080×1920pxの縦型で上部約250px・下部約350pxを目安に重要な要素を避けています。入稿前に公式テンプレートと広告プレビューで確認してください。
アドクリ.aiでTikTok広告バナーを量産する手順
手作業でTikTok広告バナーを複数パターン作成するには時間とコストがかかります。アドクリ.aiを活用すれば、静止画バナーをAIで効率的に量産できます。
アドクリ.aiはTikTok広告に対応した以下のサイズを出力できます。
- 縦型: 1080×1920px(TikTokのカルーセル広告向け)
- 正方形: 1080×1080px(複数プラットフォーム共通素材として利用可)
具体的な量産手順は以下のとおりです。
- 参考画像をアップロード:過去の勝ちクリエイティブや商品画像を参考画像として登録します。アドクリ.aiがブランドトーンとビジュアルスタイルを自動で解析します
- サイズを「縦型(9:16)」に指定:TikTok専用バナーとして、1080×1920pxを選択します
- 訴求軸・キャッチコピーを設定:価格訴求・機能訴求・感情訴求など、テストしたい訴求軸ごとにプロンプトを用意します
- バリエーションを一括生成:設定した訴求軸に基づき、複数パターンのバナーを自動生成します
- ギャラリーで確認・ダウンロード:生成されたバナーをギャラリーで比較し、使用するものをダウンロードし、2枚以上をまとめてTikTok広告マネージャーのカルーセル広告にアップロードします
アドクリ.aiの料金
アドクリ.aiは月額契約のないクレジット制です。画像は1枚1クレジット、動画は1本10クレジットを消費します。パックは次のとおりです。
- ライトパック:50クレジット・¥7,500(税込・1クレジット¥150)― まず試したい個人・小規模チームに
- スタンダードパック:200クレジット・¥25,000(税込・1クレジット¥125)― 継続的に制作するチームに
- ビジネスパック:500クレジット・¥50,000(税込・1クレジット¥100)― 大量制作・複数ブランド運用に
| 比較項目 | 手動制作(デザイナー) | アドクリ.aiで量産 |
|---|---|---|
| 制作時間(10パターン) | 2〜5日 | 30分〜1時間 |
| 1枚あたりコスト | 数千〜数万円 | ¥100〜¥150(パックによる) |
| サイズ展開 | 都度追加発注が必要 | 縦型・正方形を一括生成 |
| 修正・再生成 | デザイナーへ再依頼(1〜3日) | プロンプト修正で即時対応 |
※手動制作の時間・費用と修正日数は、デザイナーに外注した場合の弊社の目安です。依頼先や修正回数によって変わります。
AI画像生成ツールを使ったクリエイティブ量産の全体的な考え方については、広告クリエイティブを量産する3つの方法で詳しく解説しています。また、SNS広告向けのAI画像生成についてはSNS広告向けAI画像生成完全ガイドもあわせてご覧ください。
まとめ
TikTok広告の静止画バナーを効果的に作るためのポイントをまとめます。
- 静止画はカルーセル広告で配信:JPG・PNG、1枚100KB以下推奨、画像2枚以上と音楽が必要
- サイズは縦型(9:16)を優先:公式の解像度は720×1280px。弊社では1080×1920pxで制作して圧縮している
- セーフゾーンを守ったレイアウト設計:上部約250px・下部約350px(弊社の目安)と左下の広告テキスト周りに文字を置かない
- UGC風のビジュアル:TikTok for Businessが勧める「本物らしく自然な」画像に寄せる
- アドクリ.aiでバリエーションを量産:静止画専用AIツールで縦型・正方形を短時間で一括生成しA/Bテストの素材を確保
TikTok広告の静止画バナー制作を効率化したい方は、ぜひアドクリ.aiの無料トライアルをお試しください。参考画像をアップロードするだけで、TikTok向け縦型バナーのバリエーションをすぐに生成できます。
