SNS広告を配信する際、バナーのサイズを間違えると審査落ちや画像の見切れが発生し、広告効果が大きく損なわれます。プラットフォームごとに推奨サイズが異なるため、「1つ作れば使い回せる」という考えは通用しません。
本記事では、Meta(Facebook/Instagram)・X(Twitter)・TikTok・LINE・Googleの各プラットフォームに対応したSNS広告バナーのサイズを一覧で整理します。これを手元に置いておくだけで、サイズ起因のトラブルを事前に防ぐことができます。
サイズミスで起きる主な問題
推奨サイズ外のバナーを入稿すると、審査落ち・強制トリミング・表示崩れが発生します。特にストーリーズやリールの画像広告は9:16の縦型で作る前提になっており、横型画像をそのまま流用すると上下が大きく余ります。
プラットフォーム別SNS広告バナーサイズ一覧
各プラットフォームの公式ヘルプ・広告ガイドに載っている静止画のサイズを、2026年10月時点でまとめました。各表の上に出典へのリンクを置いています。仕様は予告なく変わるため、入稿前にリンク先も確認してください。媒体別の全サイズは広告サイズ一覧ツールでも確認できます。
Meta(Facebook / Instagram)
出典:Metaの広告ガイド(Facebookフィード・Instagramフィード・Instagramストーリーズ)。形式はJPG・PNG、最大30MBです。フィードの推奨は4:5で、Instagramフィードは4:5から1.91:1までの比率を受け付けます。
| フォーマット | 推奨サイズ(px) | アスペクト比 |
|---|---|---|
| フィード(推奨) | 1440 × 1800 | 4:5 |
| フィード(正方形) | 1080 × 1080 など | 1:1 |
| フィード(横型) | 1200 × 628 など | 1.91:1 |
| ストーリーズ | 1440 × 2560 | 9:16 |
正方形と横型の行は推奨比率ではなく、Instagramフィードが受け付ける範囲(4:5〜1.91:1)に入る比率です。この2行のサイズはMetaが推奨解像度を示していないため、他媒体と共用しやすい値を入れています。
X(Twitter)
出典:X広告ヘルプ「広告クリエイティブの仕様」。形式はPNG・JPEG、最大5MBです。投票付きの画像広告などでは、1:1の画像がモバイルのタイムラインで1.91:1にトリミングされると書かれています。
| フォーマット | 推奨サイズ(px) | アスペクト比 |
|---|---|---|
| 独立した画像広告 | 1200 × 1200 / 1200 × 628 | 1:1 / 1.91:1 |
| ウェブサイトボタン付き画像広告 | 800 × 800 / 800 × 418 | 1:1 / 1.91:1 |
| 画像カルーセル(最大6枚) | 800 × 800 / 800 × 418 | 1:1 / 1.91:1(1本の中で統一) |
TikTok
出典:TikTok for Business「カルーセル広告の仕様」。TikTokのフィードに静止画を出すときはカルーセル広告を使い、画像2枚以上と音楽が必要です。形式はJPG・PNG、推奨ファイルサイズは1枚100KB以下です。
| フォーマット | 推奨サイズ(px) | アスペクト比 |
|---|---|---|
| カルーセル(縦型) | 720 × 1280 | 9:16 |
| カルーセル(正方形) | 640 × 640 | 1:1 |
| カルーセル(横型) | 1200 × 628 | 1.91:1 |
LINE
出典:LINEヤフー for Business「LINE広告の入稿規程 画像、動画、文字数について」。形式はJPG・PNG、最大10MBです。なおLINEヤフーの発表によると、LINE広告はLINEヤフー広告 ディスプレイ広告に統合され、2026年10月下旬頃に配信を停止する予定です。
| フォーマット | 推奨サイズ(px) | アスペクト比 |
|---|---|---|
| 画像(横型) | 1200 × 628 | 1.91:1 |
| 画像(正方形) | 1080 × 1080 | 1:1 |
| 画像(小) | 600 × 400 | 3:2 |
出典:Google 広告ヘルプ「レスポンシブ ディスプレイ広告を作成する」・「レスポンシブ ディスプレイ広告のベスト プラクティス ガイド」。ファイルサイズの上限は5,120KBです。
| フォーマット | 推奨サイズ(px) | アスペクト比 |
|---|---|---|
| レスポンシブ(横長) | 1200 × 628(最小600 × 314) | 1.91:1 |
| レスポンシブ(正方形) | 1200 × 1200(最小300 × 300) | 1:1 |
| レスポンシブ(縦長) | 900 × 1600(最小600 × 1067) | 9:16 |
全プラットフォーム対応の早見表
迷ったときは正方形(1:1)と縦型(9:16)の2比率を用意するところから始めましょう。1:1は上の表の5媒体すべてで使えます。9:16はMetaのストーリーズ、TikTokのカルーセル、Googleのレスポンシブ(縦長)で使えます。そのうえで、LINE・X・Googleで使う1.91:1の横型を追加します。
サイズ対応でよくあるミスと注意点
実務でSNS広告を運用する中で、サイズ起因のミスは繰り返し発生します。代表的な落とし穴を押さえておきましょう。
ミス1:ストーリーズに横型バナーをそのまま使う
Metaのストーリーズの画像広告は9:16の縦型(推奨1440×2560px)で作る前提です。TikTokのフィードも縦画面全体を使います。 横型(1.91:1)の画像をそのまま入稿すると、上下に大きな余白が出るか、自動トリミングで主要な被写体がカットされます。 ストーリーズ用のクリエイティブは縦型で別途用意してください。
ミス2:セーフゾーンを無視したテキスト配置
縦型フォーマットでは、画面上部(プロフィール・アカウント情報の表示エリア)と下部(CTA・キャプション領域)にテキストや重要な被写体を配置しないようにします。 MetaのInstagramストーリーズの広告ガイドは、画像の上端から約14%、下端から約35%、左右から約6%の範囲にテキストやロゴを置かないよう求めています。1440×2560pxなら、上端から約360px、下端から約900pxにあたります。
ミス3:画像に文字を詰め込みすぎる
Meta広告にはかつて「画像内のテキストは面積の20%以下」というルールがありました。Adweekの報道(2020年9月)によると、Facebookは画像内テキストが多い広告をオークションや配信で不利に扱うのをやめると広告主に通知しています。いまは文字が多いだけで配信が制限されるわけではありませんが、スマートフォンの小さな画面では読みにくくなります。コピーはできるだけ広告テキスト欄(見出し・メインテキスト)に入れ、画像はビジュアル中心にしましょう。
ミス4:プラットフォームをまたいだサイズの使い回し
Metaのフィードの推奨は4:5の縦長(1440×1800px)です。一方、XとLINEの画像広告は1:1か1.91:1で、4:5は上の表にありません。Meta向けの4:5素材をそのままXやLINEに流用すると、比率が合わずにトリミングや余白が発生します。媒体ごとに比率を合わせて書き出すのが確実です。
1.91:1はLINE・X・Googleで共通
LINEの画像(1200×628px)、Xの独立した画像広告(1200×628px)、Googleのレスポンシブ(横長1200×628px)は同じサイズです。Instagramフィードも1.91:1までは受け付けます。横型を1枚作れば複数の媒体で使えますが、配信面の利用者層は媒体ごとに違うため、コピーは媒体に合わせて調整しましょう。
アドクリ.aiで複数サイズを一括生成する方法
各プラットフォームのサイズ仕様を把握した上で、次の課題は複数サイズのクリエイティブを効率よく用意することです。 5プラットフォーム×複数フォーマットに対応しようとすると、従来の手作業では膨大な工数がかかります。
アドクリ.aiは、広告バナーを生成・修正するAIツールです。リサイズでは、Google広告・Meta広告・LINE広告のサイズと汎用サイズのプリセットを複数選ぶと、1枚の元画像からまとめて作り直せます。X・TikTok専用のプリセットはないため、同じ比率の汎用サイズを使います。
| プラットフォーム | 対応フォーマット | アドクリ.aiのプリセット |
|---|---|---|
| Meta | 1440×1800 / 1080×1080 / 1440×2560 | 1080×1350(4:5) / 1080×1080 / 1080×1920(9:16) |
| X(Twitter) | 1200×1200 / 1200×628 / 800×418 | 専用なし。汎用 1200×1200(1:1)を利用 |
| TikTok | 720×1280 / 640×640 / 1200×628 | 専用なし。汎用 1080×1920(9:16) / 1200×1200(1:1)を利用 |
| LINE | 1200×628 / 1080×1080 / 600×400 | 1200×628 / 1080×1080 / 600×400 |
| 1200×628 / 1200×1200 / 900×1600 | 1200×628 / 1200×1200(9:16 は汎用 1080×1920) |
比率が同じでも、配信面によって推奨のピクセル数は異なります。入稿前に各媒体の最新仕様と照らし合わせてください。
複数サイズの一括生成で運用効率が変わる
弊社の目安では、デザイナーへの依頼から修正まで含めるとサイズ展開に3〜5日かかります。アドクリ.aiのリサイズでプリセットをまとめて選べば、同じ作業を30分〜1時間で終えられます。 ABテスト用のバリエーションも増やせるため、PDCAのサイクルも高速化します。
まとめ
SNS広告バナーのサイズは、プラットフォームと配信面によって細かく異なります。本記事のポイントを振り返ります。
- Meta:フィード推奨 4:5(1440×1800px)、ストーリーズ 9:16(1440×2560px)
- X(Twitter):独立した画像広告 1200×1200px・1200×628px、カルーセル 800×800px・800×418px
- TikTok:カルーセルで縦型 720×1280px・正方形 640×640px・横型 1200×628px
- LINE:1200×628px・1080×1080px・600×400px
- Google:レスポンシブで1200×628px・1200×1200px・900×1600px
- サイズミスの主因はストーリーズへの横型流用・セーフゾーン無視・比率の合わない使い回し
- アドクリ.aiでは、Google・Meta・LINEのプリセットと汎用サイズへまとめてリサイズできる
SNS広告のクリエイティブ制作をより深く理解したい方は、SNS広告向けAI画像生成完全ガイドやAIで広告クリエイティブを生成する方法もぜひ参考にしてください。
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